羽田からロサンゼルスを経由、パナマシティへ [ギアナ高地]
羽田発、ロサンゼルス往きの飛行機は、深夜の0時半に飛び立った。
南米にいく飛行機はいつも真夜中に出発する。
羽田から海外に出発するのははじめてなので、お店をひとめぐりしてみたが、成田とほとんどおんなじだ。
飛行機に乗り込むと、しばらくして食事が出るが、深夜の食事は胃腸をおかしくするのでパス。
窓際席に座れたが、外は真っ暗でなにもみえない。丑三つ時に起きていたのは数年ぶりではないか。
10時間以上のフライトはくたびれる。ようやく外が明るくなってきた。
朝が来た、と誰でも思う。
だが、これは夕方の光だった。
飛行機は高度を下げ、ロサンゼルスの町がすぐ下に見える。
ロサンゼルス空港に到着したのは、夕方の午後7時過ぎ。
深夜に羽田を出て夕方のロサンゼルスに到着だから、頭が混乱する。
空港には虹が出ていた。これは幸先がいいネ。
そうそう、あのドーム、前に来た時も見えた、ロサンゼルス空港のシンボルマーク。
ロサンゼルスではトランジットにもかかわらず、徹底的な入国検査を受ける。これに時間がかかるのだ。
アメリカを経由しないで南米に行く方法はないものかといつも思う。
指紋を取られ、靴をぬいでバンザイ状態でレントゲン撮影みたいなことをする。英語でどこへ行くのか、などと質問される。どこへ行こうと私の勝手でしょ、などと英語では言えないのでジョージタウン!!と叫ぶ。
今回は手荷物は開けられなかった、ラッキーかな、開けたら検査官のほうが卒倒するくらいにごちゃごちゃなのだ。
で、ロサンゼルスから次の寄港地であるパナマシティに向けて飛び立ったのは、深夜24時近く。
このフライトは6時間ほどのはず。
でしばらくすると、空が明るくなる。これは、夕方なのか朝なのか。
深夜に羽田を出ると夕方のロサンゼルスに着く。
この伝でいくと、深夜にロサンゼルスを出ると、夕方のパナマシティに着くのだろうか。
そんなことにはならなくて、どうやら朝らしい。
この飛行機の食事はおいしかったのだけど、どうも朝食らしいので、アルコールは飲まないままになってしまった。
飛行機ではワインを飲むのを楽しみにしているのだが、今回はタイミングを失したままになっている。
この光は朝そのものだ。
大きなビルが建っている。もうパナマの空港に近い。
飛行機が高度を下げていく。
海には大きな船がいっぱい。パナマ運河の通航を待っているのだろうか。パナマ運河が見えないかと見ていたのだが、どうやら反対方向で見えなかった。
茶色く濁った海は、岩礁に沿って波立っている。不思議な光景だ。
陸地からマングローブの根が伸びているのが見える。
これは河口。
熱帯雨林が広がっている。
窓からの景色に見とれているうちにパナマシティ空港に着いた。
ここからまた飛行機に乗らなければ南米には到着しない。なんて遠いのだろう。
読んでいるだけで疲れてきそうな長旅ですね。
次回の記事で到着するかしら...
by めぎ (2015-11-05 16:05)