ユルアニの滝で全身ずぶ濡れ [ギアナ高地]
炭火焼チキンのサン・フランシスコ・デ・ユルアニのすぐ近くにユルアニの滝がある。いつもは、水量が多くて豪快な流れなんだそうだ。
降りられるようになっているので、木につかまりながら降りていく。
突然、現地ガイドリーダーさんが、滝の裏側を歩こう、と提案してきた。
日本からの添乗員さんはちょっととまどっている。今まで何回もここに来ているが、滝の裏側までいったことはないそうだ。だが、現地ガイドリーダーさんに絶対的な信頼を置いているので、みんなで、裏側に行こう、ということになった。
最後まで滝の裏には行かない、と頑強に拒否していた私だったが、現地ガイドリーダーさんがレッツゴ~~~!!と私の手を引っ張って行った。そこまで言うのなら命は預けたわよ~。
下の滝の写真は、私が撮ったのではない。私は、滝をくぐっていたのだから。
日本に戻って、写真を整理していたときに、滝くぐりの写真があってびっくり仰天した。
そういえば、ただ一人、滝くぐりに参加しなかったおじさまがいた。彼は、私と同じ機種のカメラを持っていた。だから操作もわかるので、ついでに写してくれたらしい。
彼が滝くぐりに参加しなかったのは、新婚間もない奥様の滝くぐりの晴れ姿を撮るためだったと思うが、私のカメラにまで気を配ってくれて感謝!!!
みんなで手をつないでいけば、こわくない。
てっきり、滝の裏側がえぐれているのだと思っていたが、甘かった。滝の水が頭に直接、降り注いでくるではないか。
崖はえぐれているわけではなくて、水が放物線を描いて、ほんの少し、崖と水との間にすきまができるところを歩くのだ。
足の短いわたしは、膝の上まで水につかってしまった。
岩はすべすべしているので、すり足で歩くように指示が出る。
ここで死ぬわけにはいかないので言われたとおりに歩く。
つないだ手に引かれているうちに、滝の外に出た。あ~生きてた~。だけど、ここからどうするのさ~。
こんなところまでカメラを持ってきた人が、記念写真を撮っている。
なんか、みんな、おおはしゃぎ。
また戻るときが大変。意を決して猛烈な水圧に耐えながら滝の中に入っていく。
赤信号、みんなで渡れば怖くないのよ。
そろりそろり・・・・。
ホ~~、全員、生還しました。
だが、大切なサングラスがないことに気が付いた。
滝に入るときに、外し忘れていたと思う。戻ってきたら、どこにも見当たらなかった。必死だったからねぇ。
現地ガイドリーダーさんいわく。
”エンジェルフォールで見つかるさ”
サングラスですんで良かった。命はあったのだから。
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