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アラパンの滝の花 [ギアナ高地]

ユルアニの滝では、思いがけず、ずぶ濡れになってしまった。
だが、グループ全員、濡れてもそのまま、4WDに乗る。
さすが、シートには、持参のビニールシートを敷いた。

グラン・サバナにはいくつもの滝があり、それぞれ見どころがある。
ずぶ濡れになったユルアニの滝は、もともとは、豪快な流れを眺める滝だったのだが、今回は、水量が極めて少ないということで、急きょ、裏見の滝になった。いつもは、そんなことは、できないそうだ。

4WDは、ほどなく、次の滝に到着した。
アラパンの滝という。ここはのどかな風景が広がっているし、滝もおだやかな表情を見せている。
この滝は水浴びをして遊ぶ滝なんだそうである。
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私たち以外はだれもいない。滝占有状態で、みんな水遊びを始めた。
滝壺に飛び込む人。
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歩きまわる人。
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私はカメラ持参で、膝まで水につかって、植物観察だ。おだやかな川岸には、めずらしい木や花がある。
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これは大きな木の花のつぼみだ。とてもきれいなピンク色だ。
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花も咲いていた。花の名前がわからないのは残念。ギアナ高地の本をみると、マグノリアと書いてあった。
だが、外国の花の本では、モクレンだってマグノリアと書いてある。
我が家の近所には、立派なタイサンボクがあるが、それが、正真正銘のマグノリアだと思っている。
そのタイサンボクの花と比べてみても、雄しべや雌しべのつき方がかなり違う。それに、タイサンボクは、こんなにピンク色にはならないし、花がもっと大きい。
でも、木全体の雰囲気は、確かにタイサンボクに似ている。
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マロニエ、もしくはベニバナトチノキに花の雰囲気がそっくりだ。
だが、ひとつひとつの花の形がベニバナトチノキとは異なる。
いったい、だれでしょう、この美人は。
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これは、キバナキョウチクトウだと思う。調べてみると、東京にも咲いているらしい。
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これは、調べてもわからなかった。
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特徴のある葉を持つ、この植物は、草なのか、木なのか、よくわからないがよく見かけた。
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極楽鳥花の原種みたいな花もベネズエラではどこでも咲いている。
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植物観察をしているうちにも、グループの皆様の水遊びは終わったようだ。
みんな水に入っても、着替えないで、そのままだ。
暑いし、速乾の服を着ているので、まぁ、なんとか我慢できる。
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濡れたままで、再び4WDに乗り込み、次は、テプイがよく見えるところで、写真ストップをした。
ここはテプイの谷だという。テプイと呼ばれる卓状台地の山がいくつも見えるので、そういう名前を、添乗員さんたちが、つけたそうだ。もともと名前がついているわけでもないらしい。
正面の卓状台地は、2600mのユルアニ・テプイだと思う。
鉛筆のようにとんがっているのが、ワダカイピエポ、これは間違いない。
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グラン・サバナの大草原が以前は、森林地帯であったということだが、調べてみるとどうも、ガラガラヘビがいて危険なので、焼き払っているということらしい。それにしても貴重な森林を焼いてしまうというのは、なんとかならないものだろうかと思う。だが、当事者にしてみれば、命に係わることだから仕方がないのだろう。


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