ギネス記録を持つ海辺のレストラン [マチュピチュ・ウユニ塩湖]
観光10日目
標高3300mにあるラパスのホテルを朝の7時半に出発し空港へ向かう。あいにくの雨模様みたいだが、もう旅はほとんど終わり。
今日はボリビアのラパスからペルーのリマへ戻る。リマで町を少し見学した後は、深夜にアメリカのアトランタへ行く飛行機に乗る。さらにアトランタから成田ということになる。
南米はアメリカ経由をしなければならず、アメリカではトランジットにも関わらず厳しい入出国審査に時間をとられる上、南米方面の飛行機は深夜発になるので、不便この上ない。日本からだとどうしたって2日がかりになる。
さて、朝の通勤ラッシュで渋滞の中、エル・アルト空港へ向かう。空港は標高4061mだから、標高差800mをバスで登っていくことになる。標高3700mのラパス中心街を抜けると、今度は反対路線の通勤ラッシュになる。
お天気が悪くて飛行機からは外の景色があまり見えない。ラパスからクスコにかけてアンデス山脈が見えるはずなんだけど・・・。雪を被った山がちらっと姿を見せるだけ。
雲の上まで顔を出している山が見えた。
1時間もしないうちに、クスコに到着した。クスコでは機内待機になる。なぜリマへの直行便がないのだろう、とそのときは不思議に思った。多分、ラパスの標高が高過ぎて酸素濃度が薄くエンジンの燃焼効率が悪くて、燃料をあまり積むことができないためなのではないかしら。
クスコはマチュピチュへの玄関になるところなので、もうおなじみの空港なのだが、お天気が悪くて、別の空港のように感じる。クスコ空港も標高は3400mと高いので、陽射しのきついところだと思っていたが、今日はその陽射しもない。
飛行機のすぐそばに民家があるのは、ラパスと同じく異様に感じる。
機内で1時間ほど過ごした後、再び飛行機は飛び立った。
だが、あっという間に飛行機は雲の中に突入してしまった。1時間もたたないうちに、海岸がみえて着陸に入った。
ペルーへの入国審査を終え、バスに乗り込んでランチをとるレストランに到着したときは、午後2時を過ぎていた。海岸に突き出た防波堤の先にあってリゾート風だ。
下写真はレストランからの景色。海岸からいきなり崖が切り立っていて、別荘用だと思われるアパートメントが並んでいる。あの崖もそのうち波で削られていくのではないかと心配してしまう。
ランチだというのにビュッフェではなく、一人ずつサービスしてくれる。
まず、アスパラガスのスープ。ホワイトアスパラガスのスープはオーストリーのザルツカンマグートではまってしまってよく食べたけど、緑色のアスパラガスのスープははじめてだ。
野菜と魚。手前の粒粒は、大きなとうもろこし。魚のセビッチェはペルーの名物料理なんだって。そういえばスペインなどの地中海でも刺身にマリネをかけて出される。これもスペイン領時代の名残ですね。だけどなんとなく南米風。
メインディッシュは牛肉炒め。ジャガイモが付け合せなのはいつものことだけど、ご飯もいつものことなので閉口する。とうとう南米のご飯は食べられなかった。
デザートは赤トウモロコシで作っているらしい。
このレストラン、コスタベルデはギネス記録を持っているとかで、その認定証を額縁に入れて飾ってあった。1996年に、ビュッフェの料理の数が428で世界最高の数だったとか。
波打ち際からみたレストラン。
津波でもあったらあっという間に波にのまれてしまうと思う。日本とは太平洋を隔てているだけだけど三陸からの津波はここまでは到達しないのかしら。
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