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膨らんだスカートとショール、山高帽、背負った風呂敷の4点セット [マチュピチュ・ウユニ塩湖]

ロープウェイを降りて、さらにバスで中心街まで行き、歩いてレストランに向かう。大型バスでは町中を走れない。町はとてもにぎやかだ。

大都会の繁華街でも女性の膨らんだスカートと山高帽とショール、それに極彩色の模様の風呂敷が、目につく。
下の写真の方は、山高帽、スカート、ショール、風呂敷の4点セット。
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膨らんだスカートに大きなショール。
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下の写真の右側の方は4点セット、左の方は、帽子がなくて3点セット。
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こういう繁華街を歩いていく。
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下の方は、山高帽、スカート、ショールの3点セット。かなり上質な感じがする。色の取り合わせも品がいいが、こういうのはめずらしい。
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さて、レストランではコカ茶を頼むと、コカの生の葉っぱが入っていた。高山病に効くらしいのでいつもコカ茶を頼むが、生の葉ははじめて。日本では輸入禁止なので、なんだかうれしい。
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食事の後は、ラパスの中心、ムリーリョ広場を散歩した。遠くの山には家がびっしりとみえる。鳩の多さに驚く。
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赤と白の建物は、大統領官邸。
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広場で腰かけているおばさまは、帽子が山高帽ではなくて普通だ。だけど極彩色の風呂敷は地べたに持っている。
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ここは、国会議事堂かな。
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竪琴を弾いている女性の像がある。これはどうみてもスペインの遺したものですね。このあたりの建物はほとんどスペイン時代に建てられたものだろう。
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子どもと遊んでいるおばあさまは、帽子がふつう、荷物も背負ってない。スカートとショールの2点セット。
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大統領官邸の前の警備員さんたちは、一緒にカメラに撮ってもいいそうなので、しばらく撮影大会になった。警備員さんの服装がおもしろい。
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議事堂の時計がさかさまに時を刻んでいる。ここは南半球だから反対にしている、という説明を受けたが理解不能だ。調べてもわからない。まさか、ボリビアの時計全部が反対にまわっている、なんてことはないですよね。
スペイン統治時代の反動で、北半球に逆らっているような感じを受ける。
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女性の服装は、不思議だ。膨らんだスカートや山高帽が、民族衣装としてガイドブックなどには載っている。スカートは何枚も重ねて膨らませているそうだ。今では4,5枚だが、昔は10枚くらい重ねていたとか。
だが、標高4000mのアンデスの山地で、生活感のない、そんな服装が本当に民族服として愛用されてきたのだろうか。もっとも日本の着物も今では日常的な感覚からかけ離れてきているので、もしかしたら庶民の民族服というのがあったのかもしれない、と思って、ネットを検索してみたが、どうもわからない。

ひらひらのスカートはどうも、スペイン統治時代の18世紀ころ、強制されて着せられはじめたらしい。だから、スカートは、当時のヨーロッパ風。ショールも強制かしら。あるいは、スペイン人のお妾さんになる人が多かったようだからスペイン女性の真似をしたのかもしれない。そういえば、スペインの踊り子はカラフルなショールをつけている。

帽子は、まさか強制はされなかったと思う。ヨーロッパの男性の帽子をなぜか女性が真似した、という説はあった。これはうなづける。アンデスは標高が高くて陽射しがきついので、陽射しを避けるためにも帽子は便利だから。だけど、あの山高帽では陽射しを避けるのには適していない。だいいち、頭にちょこんと載せるだけなので、その形を維持しておくのにヘアーピンでがんじがらめに留めておかなくてはいけないだろうから着け心地がよくないだろう。

だが、あの派手派手風呂敷を背負うのは、起源がわからない。
風呂敷はとても便利だから、背負うこと自体は理にかなっていると思う。私も背負いはしないものの、風呂敷愛好家である。大きなバッグから風呂敷に包んだオーケストラの演奏会用の黒のドレスを楽屋で広げると、まわりの人たちが、目を点にしてみつめるのだが、その伸縮自在性はとても重宝するからやめられない。ヨーロッパには風呂敷はないと思うので、アンデスの風呂敷の起源がわかるとおもいろいと思うのだけど。

再び、バスは、こういう路地のある道を登っていってキリキリ展望台に向かった。こういう路地はヨーロッパ風だからスペイン統治時代の遺産は、服装だけでなく生活の隅々にまでのこっているようだ。
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