ラパス郊外のホテルは標高3300m [マチュピチュ・ウユニ塩湖]
ラパスのキリキリ展望台から、最後の記念写真を。丘の上までびっしりと詰め込まれた建物を背景にさわやかなデージー。
再びバスに乗って、めざすはホテル。富士山なみの標高3700mのキリrキリ展望台からホテルは、標高3300mなので、400mを降りることになる。
さて、夕方の5時過ぎにホテルに到着した。
素晴らしい部屋と景色に驚いた。リビングのソファや食事のできるテーブルがあり植木鉢まで置かれている。
右の開いているドアが入口。その横に冷蔵庫とキッチン。
レースのカーテンを開けると、素晴らしい景色が見える。キリキリ展望台から見た月の世界と同じような岩が見える。住宅がかなり上のほうまで建っている。後で聞いたことだが、これらの住宅は違法建築だとのこと。建築してはいけない場所らしい。多分地盤に問題があるのだと思われる。ぎざぎざの山は浸食がはげしくてどんどん姿を変えているということを聞いた。それにこの景観は観光資源でもあるので、みだりに汚してはいけないということもあるだろう。
夕日が明るく町を照らしているものの、背後の山々はなんとも不気味な様相をみせている。
気になるぎざぎざのところを拡大してみよう。驚いたことに山の上にぽつんぽつんと家が建っている。観光客用のレストランでもあるのだろうか。
別の窓からものぞいてみる。こちらは夕日をまともに受けているせいか、精悍な顔つきの山になっている。
おしゃれなビルと山とのアンバランスもここなら許されるかも。
上の写真のさらに左側。住宅が山裾を這い上がっている。
夕飯まで時間があったので、近くのスーパーまで行ってみた。どこに行くにも坂道を下りるか登るかのどちらかだ。どっちにしても少し歩いただけで息が切れてしまう。標高3300mとはこういうことか、と思い知らされる。結構安全な町のようなので、散歩でもしたいところだが、これだけ息がきれると歩く気もしなくなってしまう。少し歩いては、深呼吸を繰り返す。エベレストには登れないなぁ、残念だけど。
地元の人たちの心肺機能は、高地に適応しているそうだ。日本のスポーツ選手も高地トレーニングをやったりしている。
それでも標高3600mのラパスの中心街からは、さらに300mも標高が低いところのホテルでよかった。こうなると、100mでも低いほうがいいように思う。ボリビア方面を企画するツアー会社が、標高の低いところにホテルをとったことを売り文句にしていることが身に染みてわかる。
さて、夕飯だ。
食事にはいつもお米が出てくる。米粒が長くて、日本のお米とは様子がだいぶ違う。いわゆるガイマイの顔をしている。お米だけは外国では食べられない。必ずパンも出てくるから主食に困ることはないのだが。ここは標高が高いから、お米はちゃんと炊けているのだろうか。圧力釜を使えばいいのかな。
ボリビアの人たちは、いつもお米を食べるのかしら。ヨーロッパやアフリカでも、お米がいつも出てくるということはなかったのだけど。
調べてみるとボリビアの主食はパン・ジャガイモ・トウモロコシとある。お米を作るとなると水田を作らなければいけない。水田らしいものは見えなかった。
ホテルの食事にお米が出てくる理由として考えられるのは、まずひとつには、日本人向けの特別料理として出されているのかもしれない。次に考えられるのは、お米は高級な野菜として扱われているのかもしれない。
調べてもわからないことばかりだった。
デザートでこういうフレッシュな果物が出てくるとうれしい。アラカルトで盛っているお皿を見比べると、お隣の方と、中身がずいぶん違ってしまっていることがよくある。お隣はバナナが入ってなくてメロンの緑が中心になっていたりするのだ。日本のレストランではこういうことはない。盛り方はかなり厳密である。だが、こちらでは、結構適当に盛っているのがおかしくて笑ってしまうことがあった。
明日は、いよいよ、ウユニに向けて出発する。朝4時起きだ。
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