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インカワシ島でミニ登山 [マチュピチュ・ウユニ塩湖]

ウユニ塩湖のど真ん中にインカワシ島という島がある。今日のメインイベントはサボテンが自生するその島を見ることだ。
途中、湖の岸辺にあるコルチャニ村で製塩工場を見学した。工場といってもウユニ塩湖の塩田で干した塩を持ってきて、さらに乾燥させるだけなので、いたって簡単なものだ。

その後、ウユニ塩湖をまっしぐらインカワシ島に進む・・・のではなくて、途中で「塩湖の目」と呼ばれている場所を見る。
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アンデスから流れてきている地下水が湧きだしていて、ぶくぶくと泡を出している。まるで温泉みたいだ。
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手を入れてみたが、熱くはなかった。鉄分を含んでいるらしく、まわりが茶色になっていた。塩の岩が茶色に染まるだろうか。
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車はインカワシ島へ到着した。
塩湖のほうに、テーブルと椅子のセットが並んでいる。岩塩を四角く切って積み重ねている。まさに塩でできたダイニングセット。今、ここは乾いているが、雨季の最盛期には、ここは水が張っているらしい。それでも椅子は溶けないのね。
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島には大きなサボテンがいっぱい。
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島に上陸して、塩湖を見る。遠くに小さく見える車が乗ってきた四駆かなぁ。
塩湖といっても水がはっていないので、島に上陸というニュアンスとは異なるのだけど。
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ウユニ塩湖は、四国の半分くらいの大きさで、そのほぼ真ん中にインカワシ島がある。
下の地図がウユニ湖。右に空港のあるウユニ村や、製塩工場のあったコルチャニ村の名前が見える。
ウユニ塩湖は高低差が50m以下という、世界で最もフラットな広がりのある場所だ。
その塩湖の中で一番大きな島が、このインカワシ島。
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インカワシの名前はインカの家、という意味だそうだ。地元の人たちは、ワにアクセントをつけていた。
インカワシ島は、大昔、海の底だったので、サンゴでできている。
これから、このインカワシ島のてっぺんまで登る。
たかだか40mの高さだから普通だったらどうということもないのだが、そもそも、ウユニ湖の標高は3670mなのだ。
富士山とほぼ同じくらいの高さのところを歩くのだから大変なのだ。
一歩進むたびに、深呼吸をして酸素を取り込まないと息が切れる。空気がうすいことを実感する。
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巨大なサボテンの間をぬって、一歩一歩登っていく。
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10mくらい登っただろうか。休憩所が小さく見える。
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つぼみをつけたサボテン。花期ではないらしく花はほとんどなかった。
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もう30分以上歩いているのではないだろうか。いつまでたっても頂上に着かない。そんなに高い山ではなかったはずなのに。
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サボテンの幹で作られた矢印。まわりの岩はサンゴ礁の残骸。20万年ほど前の海が閉じ込められたまま隆起して、塩とサンゴ礁が残っているのだ。
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40m登るのって、こんなにきつかったっけ。
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ようやく山頂に到着。見渡す限り塩だらけ。一番手前にかたまっている車が、私たちの乗ってきた車。ほかにも、車が何か所かに停まっている。
だけどですねぇ、塩だらけの景色って変化に乏しくて美しいという感じではないわねぇ。すごいところだけど。
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