木造の教会では世界最大のセント・ジョージ教会とセント・ジョージ高等学校 [ギアナ高地]
ガイアナのジョージタウン観光、次はセント・ジョージ教会。
教会の前でバスを降りたが、教会の前の建物のまわりにいる子供たちに目を奪われた。あの建物は学校だという。
セント・ジョージ・ハイスクールと書いてある。今、お休み時間なんだそうだ。
高校生といってもかわいいものだ。
女子高生もいる。やっぱり髪の毛をおだんごに巻いている。
お目当てのセント・ジョージ教会は、そのむかえ側にある。高校の名前と教会の名前が同じだ。
木造の教会では世界最大だそうだ。1894年に完成している。英国国教会に属している。
教会の中に飾っている花もトロピカルだ。
石造りの教会に比べると素朴な感じがする。
天井も木で組まれている。
パイプオルガンは角に出っ張っていて90度に置かれているが、これでひとつなんだそうである。とても立派だ。
ステンドグラスも木枠にはまっていてヨーロッパのとは印象が異なる。
教会の前を歩いていたお姉さん。日傘をさして赤ちゃんを抱いている。
子どもとお母さんかな。
さて、またバスに乗って、次なる観光はマーケットだ。
マーケットのだいぶ手前でバスから降りて歩いていく。道に沿って立派な木造建築が並んでいる。
シティ・ホール。
ジョージタウンは、オランダ領だったころは、アフリカから奴隷をつれてきて街づくりをしている。
その後、イギリス領になると、イギリスの植民地だったインドや中国から労働者を連れてきている。
だからガイアナの人種構成は、インド系が多く44%を占めている。黒人は30%、混血17%、先住民族は9%に過ぎない。
90%がインド系と黒人だから、高校生たちの肌が褐色ばかりだったのだ。
同じ南米でもインカの末裔が多く住んでいるペルーやボリビアとは、まったく異なる国だということがよくわかる。
これは高等裁判所。
1887年5月に完成している。前庭の像は、ビクトリア女王。
人種構成や建物など、なにを見ても植民地時代の名残が色濃く残っている。やはり実際に足を運んできてみないとわからないものだ。インカ帝国の面影はどこにも残っていない。
コメント 0