オレンジ色に輝く鳥がいた [ギアナ高地]
海に張り出すマングローブの木にオレンジ色の鳥を発見した。
ショウジョウトキというらしい。漢字で書くと猩猩朱鷺、たぬきばやしの猩猩寺と同じだ。猩猩とは赤いものを指す日本語だ。ということは日本にも棲息しているのか、と思ってしまう。
調べると南アメリカの北部の沿岸部に分布する、とある。え~~、とすると野生では、ここガイアナ付近にしかいないということ!!!
すごいものに出会ったものだ。
こんなに鮮やかな赤い鳥をみたのははじめてだ。
ショウジョウトキのトキコさんが、なにやら、おはなししていたのでの翻訳して記録した。あってるかな。
「あら、呼びました?」
「これから出かけるので忙しいのよ、またにしてね」
「トキオく~~~ん、お待たせ!!!」
「日本人がよってたかって呼び止めるものだから遅くなっちゃって・・・・・」
「そんなにむくれないでよ、急いできたんだから」
「日本人のみなさま、しばらく静かにしてくれません??」
「トキオくん、もう静かになったから出ておいでよ~~ん」
トキコさんのつぶやき記録は終わり。
トキコさんをまぶしくみつめていたのは日本人だけでなく、オオハシノスリ(タカ目ノスリ属、つまり鷹の仲間)も口をとんがらせてじっと様子をうかがっていた。
同じく鷹の仲間のタニシトビもマングローブの木の陰から、ショウジョウトキの鮮やかな服をうらやましくみつめていたのだった。
マングローブの花はひっそりと咲いていた。
小さな白い花は、生き物たちの命を守る使命感にあふれていた。
マングローブの木にからまってマングローブを応援している花も元気だった。
2015-11-15 09:00
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