国境の町レセムでは羊がお出迎え [ギアナ高地]
カイエトゥールフォールを旋回した飛行機は、しばらくジャングルの上を飛ぶ。
広大なジャングル、こんなところもあるのねぇ。見渡す限り砂漠というのはあるが、道路もない森林ばかりというところをみるのは、はじめてだ。砂漠よりは、よほど目にもいい。
遠くをみると、山がグラデーションになって素晴らしい。
本当のところは、ギアナ高地らしいところがみえないか、じっと目をこらしていたのだ。
カイエトゥール国立公園は、南米の上部の中心地に広がっているギアナ高地の、端っこになると思う。
ガイアナで一番高い山は、ギアナ高地のロライマ山だ。そのロライマ山は、ガイアナとブラジルとベネズエラの3国を分かつ国境がある。
だが、ギアナ高地らしい山のかたちは見えなかった。
そのうち、森林地帯は少なくなり、草原も見えてきた。
と、煙があがっているのが見えた。火事ではないか・・・。
やっぱり、火事よ・・・と思ったが、飛行機は、ただただまっすぐ飛んでいく。
パイロットさんはこういうときどうするんだろう。
後で聞いてみると、山火事はしょっちゅう起きているらしい。なすすべがないので放っているようだ。
森林がなくなって草地が広がってきた。このあたりにはもう道路が見える。
川に沿って草木が茂っているので、川が緑の帯になっている。
大きな川が蛇行している。
町がみえてきた。国境の町、レセムだ。
写真左下にも煙が見えている。あれは自然発火ではなく燃やしているだけなんだろう。
向こうに、雲が地上にまで下りてきているのが見えるが、多分、あの一帯は雨が降っているのだと思う。この後、同じような光景を何度か見た。
写真に大きく写っている白い柱は飛行機の機体。
飛行機を降りて、フェンスの外まで行ったところで、羊が何頭か走っていった。
えっ、飛行場に羊??
レセムという町は、なんというところなんだろう。
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