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カマの滝の花嫁と花婿 [ギアナ高地]

ベネズエラの東よりを走る道路は、ブラジルから国境を越えて続いていて、首都のカラカスまでつながっている。ブラジルから陸路でベンズエラに抜けるのは、この道路しかない。
ベネズエラのこの道路の西側はギアナ高地の山になっている。東側は、ロライマ山などがあり、やはりギアナ高地の山が連なっている。さらに東側は、ギアナ高地のガイアナ側になり、深いジャングルになっている。カイエトゥールフォールがあったあたりだ。
というわけで、ギアナ高地の真ん中に位置するグラン・サバナが、東と西に広がるギアナ高地の山にはさまれる谷間になっている。
だから水は、グラン・サバナに流れてきて、川となり、滝を作ることになる。
単なる川でなく滝が多くあるのは、多分、ギアナ高地全体と同じ理由によるものと思われる。直角に切り立った山ができるのと同じ理由で、平地のグランサバナも切り立った滝ができるのではないだろうか。

次に訪れたのはカマの滝だった。
滝の入口に紫色の花が植えられていて、ちょっと小ぎれいにしている雰囲気は、今までみてきた滝と違う。
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花は、野ボタンだった。
思いがけない場所で知人に出会ったような気がした。この花は、中国の西安でも見たことがあるから、世界中で人気があるのかもしれない。
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しばらく歩くと、観光客が集っていた。今まで観光客にはほとんど出会わなかったので、これも今までの滝とは違っていた。
どこから来たのか、聞いてみると、右端の青年がドイツからという。都市の名前は忘れたが。
なんでも結婚式があって、新郎がドイツ人で、その友達なんですって。
新婦がベネズエラの人だという。
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しばらく坂道を登っていると、上のほうから妖精のような女性が、下りてくるのが見えた。
そっかぁ、これが新婦なんだ。なんだか映画の1シーンみたいだ。
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写真を撮らせてもらおーっと。
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そうこうしているうちに新郎も上から下りてきたので、ツーショット。
今日はいいことがありそう。
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あら、子どもたちも一緒にきているんだわ。
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さて、しばらく坂道を登っていくと滝がみえた。
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落差55mというから、日本一の那智の滝の133mの半分くらいかしら。
水量は、かなり少なくなっているようだが、それでも日本の滝より、多い。

滝と反対の方向の景色。
写真下側にけわしい山道があって、そこから滝壺に降りられるらしい。今回はパス。
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滝の見学を終わって、また戻ってくると、さっきの花嫁が、もう着替えていた。集まっていた人たちもランチになっていた。
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滝の上は、おだやかな流れにみえて、その向こうに真っ直ぐ落下する滝があるとは思えない。
こういうところは、危ない。うっかり足を滑らせると滝に落ちてしまいそう、と思うが、対岸には、白人の親子が遊んでいた。さっきのグループの一員かな。こういう危険な場所で子どもが遊んでいるのは、日本では決してみることができませんね。ベネズエラもどうやら自己責任の国らしい。
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