ボートでエンジェルフォールに向けて出発 [ギアナ高地]
エンジェルフォールを見るためには、ボートで4時間近くかかる。
そのボート乗り場に到着した。
ここは、カナイマ湖にそそぐ、いくつかの滝の上にあたる。
私たちの乗るボートに2泊3日分の荷物を積んでくれている。それぞれの荷物は、各自、ビニール袋に入れている。それをさらに黄色いシートでくるんで濡れないようにしている。
ボートは2人掛けで10数列ほどあるので、私たちのグループがなんとか全員乗れる大きさだ。
ボート乗り場あたりを監視していた警察官は、銃を持っていた。
黄色いライフジャケットを着て、いよいよ、出発。
小さいテプイ(卓状台地)が見えてくる。
遠くには、頂上がでこぼこしたテプイが見える。
それにしても、思った以上に、しぶきが飛んでくる。
20分くらい乗ったところで、ボートを降ろされる。
ここからは、マユパの早瀬、というところで、客を乗せてはいけない決まりになっている。急流になっているので、危険らしい。
このあたりを歩くのも楽しい。
ボートで濡れてしまうので、ビーチサンダルを履いていたが、道が悪くないので、問題ない。
咲いている花の名前を教えてもらったり、アリ塚を観察したり、陽気に歩いていく。
クラテーラ・アメリカーナ(Curatella americana)、ビワモドキ科クラテラ属。
この花はあちこちに独立して咲いていた。気品があった。
その花。
ブルボスティリス・パラドクサ(bulbostylis paradoxa)
名前不詳。
グループの人たちは、早足で歩くので、足が短い上にカメラ遊びで道草をする私は、いつも最後尾になってしまう。
みんな、早く、エンジェルフォールをみたいのだろう。
いつもより、カラオ川の水位が低いので、長い距離を歩かねばならず、結局、40分ほど歩いて、ボート乗り場に着いた。
ところが、ボートがいない。ボートが待っているとばかり思っていたのだが。
タンニンを含んで茶色くなった水を眺めながら、ボートになにが起きたのか推理するが見当がつかない。
あるいは、場所を間違えたのでは?と素人考えをしてみたり。
川は蛇行しているが、私たちは、それをショートカットする形で直進してきているので、ボートは見えなかったのだ。
10分すぎ、20分すぎ、30分すぎ、それでもボートは来ません!!
ケイタイで情報を交換するなどという連絡手段はないようだ。
遠くの景色を撮ったり・・・
ねずみみたいな顔をした木の実を撮ったり・・・・
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